Flora Prius310の大改造 (その5)


■ 総評 と 反省点


【総評】

骨董品クラスの FLORA Prius310L を甦らせることに成功しました。
今回の評価ポイントは、 でしょうか。リビングPCとして再就職決定です。


【部品一覧】

今回使った主な部品です。

本体 FLORA Prius310L (3105ST45LM) 骨董品
CPU Athlon II X2 Dual-Core 240e BOX ¥5,080
MB ASRock, N68-VS3 UCC ¥4,480
メモリ ノーブランド, DDR3-1600, 2GB×2個セット ¥1,880
電源 HEC, miniQ 350W, HEC-350FC-TF ¥4,280
HDD Western Digital, WDC WD50 00AAKS-00TMA, 500GB, SATA2, 7200rpm 転がってたもの
DVD-Multi TEAC, DV-W28SLZ (SLIM, SLOT-IN, IDE) ¥2,380
LCD I/F aitendo, BlueBaby基本キット, BB-LVDS16XGA ¥3,500
マルチカードリーダ ノーブランド 転がってたもの
シャシーFAN 静音タイプ 転がってたもの
USBハーネス 2コ口 転がってたもの
【合計】   ¥21,600


【反省点(1) −電源の取り付け位置−】

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購入したSFX電源(miniQ)には 取り付け穴 がなかったことと、 ファンガードが 金色の真鍮製 でカッコよかったこともあって、 裏蓋に穴をあけてファンを外側にむけ、ファンガード用ネジで留めています。

が、この向きだと、左図のような方向で吸気→排気してしまい、筐体内の排熱に 何の役にも立たない ことがわかり…

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左図のように、 表裏逆に取り付けておけば、 筐体内の熱を含んだ空気を 電源FANで吸い込み、 電源コネクタ口から排熱することができる上に、 裏蓋に穴を開けずに済んだ というメリットがありました。

電源ユニットも、強力両面テープで背中を接着し、 表側は図のように平板金具で押さえ付ければよく。失敗しました…


【反省点(2) −MBの取り付け位置−】

今回、筐体左(前面からは右側)に MB端子を出す ため、MB の背面が左側になるように設置しました。このために
  • 筐体左側に大きく穴を開けることになった
  • MBの長辺サイズが 220mm 以内に限定された
  • ディスプレイD-Subケーブルが、筐体の外にはみ出る格好になった
ということになりました。
が、よくよく考えてみれば
  • キーボード・マウスは、USB端子を使えば済む
  • USB型無線LANを使えば、LAN端子も不要
  • USB端子は、筐体内部でUSB機器に接続して利用
  • D-Sub端子は、内部でBlueBabyに接続して使う
と割りきれば、無理をして筐体左側に 加工穴を開けなくても良かった のではないか?
プランとしては、
  • MBの端子面が 下側 (or 右側)にくるように配置
  • ディスプレイ端子は、筐体内部で BlueBaby に接続
  • USB端子(1)からマルチカードリーダに接続
  • USB端子(2)からUSB無線LANに接続し、 裏蓋の内側に貼り付け
  • 残りのUSB端子(3)(4)は、USBハーネス を使ってPCIカード取り付け穴へ
  • MB上のUSB端子(4口)は、本体下部のUSBコネクタ、ゲームポートへ
  • 3.5φステレオ端子を使って、スピーカ出力をスピーカに直結
  • LAN端子も、延長ケーブルに接続したR45JジャックをL型金具で瞬間接着して取り付ければ、 外部に口を出せる
という感じでしょうか。このプランの方が断然カッコよく仕上がったでしょう。

しかも、MBも短辺サイズが 220mm, 長辺サイズは 260mm まで使えるので、 今回のMBだけではなく、もう少し安い MicroATX も候補として使えたかもしれません。 (といっても最安値で見つけたのは ¥3,900円のMBでしたが)


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